電子書籍で数式を使うときの注意

多くのEPUBリーダーはMathJax未対応

よく使われるEPUBリーダーの多くはMathJaxに対応していないようである。私は普段、Google Play ブックスを使っているが、MathJaxに対応していない。iBooksも対応していない。ブログでは使えるし、電子書籍でも使えると思い込んでいたので意外だった。

ネットで調べてみると、対応しているEPUBリーダーは少なく、現状では電子書籍にMathJaxを使うのはあまりよくないようだ。もし電子書籍で数式を使いたいのであれば、画像に変換するべきものらしい。

MathJax対応のEPUBリーダーもあるが…

MathJaxに対応しているとされるEPUBリーダーを調べて、いくつか試してみた。ここではiPhoneのアプリに限って話す。私はiPhoneで電子書籍を読んでいるからである。私が実際に試してみて一応使えそうだと思ったのは「Adobe Digital Editions」と「Gitden Reader」の2つである。

Adobe Digital Editionsを使って気付いた点は

  • iPhoneを縦にして読むときの字が小さい。いくらか大きくすることもできるが、それでも小さい。
  • ページをめくると、字がぼやけ、元に戻るのに少し間がある。
  • 数式があると、少し縦に間延びし、後のページにずれていく。このため、目次で見たいページをクリックしても、ずれて表示される。

である。確かに数式はちゃんと表示されているが、使い勝手がイマイチな感じだ。

一方、Gitden Readerを使って気付いた点は

  • 動きがややもっさりしている。
  • 数式があると、少し縦に間延びし、後のページにずれていく。そして本の最後が尻切れになる。ただし、「スクロール」のモードにすれば最後まで表示される。だが、Adobe Digital Editionsと同様で、目次で見たいページをクリックしても、ずれて表示される。
  • 読み上げ機能がある。

である。使い勝手はそれほど悪くないが、やはり数式があると後のページにずれていくというのが大きなマイナス点ではある。読み上げ機能があるのはなかなかいい。とりあえずはGitden Readerを使ってみようと思う。

MathJaxで記述するときの注意

電子書籍向けにMathJaxで記述するとき、1つだけ気付いたことがある。数式で累乗を表す「^」が消えてしまうのである。

数式で累乗を表すときは例えば

y = x^2

とするのが普通だ。ブログではこれで問題ない。だが、私が電子書籍を作るときに使っているでんでんコンバーターの癖なのか、epubに変換するとなぜか

y = x2

に書き換えられてしまうのである。だが、これを防ぐのは簡単だ。

y = x ^ 2

のように離して記述すればいい。ブログでもこの書き方で問題ない。現時点で気付いている不具合はこれだけである。

(2017/02/16更新)